わかば農園の紅玉はじまりました

地球畑 西田店

2014年10月13日 20:52

こんばんは。ヨシノです。

きのうは地球畑プレゼンツ
白崎茶会主宰、白崎先生の講演会
「聞くだけでお料理じょうずになるおはなし会」IN KAGOSHIMA 。

(白崎先生の本は地球畑各店にて販売中。売り切れ状態でしたが、西田あす再入荷します!)

よりによって6年ぶりの台風直撃というあいにくの悪天候にもかかわらず、
400席はほぼ満席で、大盛況。

きのうは新しい視点をいただきました。


「料理上手になるために、手放すことからはじめよう」
料理が苦手なひとに共通している悩みが、味がキマらないということ。
先生いわく、選択肢が多すぎて、良くない。とのこと。

「何が上手くいったのかがいつまでたっても分からない」=上達しない

なるほど。。

調味料を塩だけにして、1ヵ月料理してみることをオススメされていました。

まずはすべての基本、塩分のキメかたを習得することが大事なのだとか。

そのあと、醤油、酢、砂糖、味噌と一つずつ増やしていく。

そうすると、「あと何がたりないのか」が分かるようになり、
調味料をムダ使いすることもなくなる。という。

おーーーー!!

「鍋をひとつにして、目分量に慣れる」というのも面白かったですね。

お客さまの多くが調味に悩んでいたようで、塩からはじめる
調理にチャレンジされるとのことでした。(わたしもきのうから1ヵ月やってみることに。)

まあ、調味料がなくても、食材そのものが良ければ
蒸す、煮る、焼く +塩分で充分おいしいですしね。
素材そのものの味を改めて知ることにつながります。

(さといもふかして、塩!とかやってみてください。土の香りが感じられて幸せですよ♪)



食品添加物にまつわる話もとてもみなさん楽しく学べたと思います。
ニセモノのものでホンモノの味に近づけるだけじゃなくて、
味覚を麻痺させて、常習性をつけさせてその商品をリピートさせるなんて、
なんというか、、「モノ」と「財」のために食べる人をもてあそんでいます。

でも、「消費者が買う」から「さらに開発する」ので、
やはり、「食べものを売るひと」にも「食べものを買うひと」にも
「仕入れ」と「購入」を通じたつくるひとへの意思表示がなにより大事です。



あと、印象的だったのは、
関東にお住まいの先生が繰り返しおっしゃていた、
「鹿児島だからこそ、有機野菜や新鮮な魚介、畜産物がこの値段で買える!」
ということでした。

ついついあたりまえに思ってしまいますが、
生産地で消費できることもひとつの環境ですよね。

福島を中心に関東一円は良質な食材を生産する環境がありました。
「今を生きるひとの快適」は「これから産まれてくるひとの食材」を汚してしまいました。
それは、もちろん食べるという行為を躊躇させるだけでなく、豊かな自然で心おきなく遊ぶと
いうこともです。この先何十年という不安です。

風土の豊かさは、自分たちで守るという決断の時期に来ています。
「これまでの豊かさ」と「これからの豊かさ」とは何だろう。

川内原発はこのままいけば再稼働1番乗り。
かごしまは今、日本の岐路に立っています。


GOOD CHOICE⇔GOOD LIFE

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新顔はじまります!

わかば農園の紅玉 明日スタートです!






わかば農園→http://www.wakaba-rinngo.com/

日本にはじめて登場したリンゴといわれる紅玉(こうぎょく)
品種改良されていない貴重な品種です。
日持ちが良くないため、販売側が仕入れしたがらないため、生産量が減っていますが、
これだけリンゴがあふれる中、「はっきりした甘酸っぱさ」「綺麗な紅」という点で
お菓子づくり、加工用として、紅玉の右にでるものは結局現れないのだとか!

ちなみに、わたしもそうですが、生食を好むファンもとても多いです。
グレープフルーツ好きな人はきっと好きなはず。
なかなか鹿児島では売っていないんですよね。

明日より1ヵ月間が紅玉のシーズンですが、
そのこだわりゆえ少量しか生産できない家族経営のわかば農園。
いままでの品種も食べ損ねた方も多かったようです。
早めに食べておかないとなくなったらまた来年です。

店頭にてご試食も出ていますので、ぜひお試しください。

ではでは。


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